②“旅するジュエリー”タイへ渡る?!
さて、前回の続きを….. (第一話はこちらを–>①)
お二人 Sさんと Aさんの馴れ初めを、Sさん(彼)が伝えてくださいました。
馴れ初め
SさんとAさんは同じ大学だったそう。共通の友人はいるものの、ほとんど話したことなどはなかったそうです。そして、大学卒業後は、お互いそれぞれの道を歩んでいました。
前回のブログでもふれましたが、その後の道は、Sさんは2012年から海外駐在となり、タイに赴任されていました。
その後Sさんは、仕事に対して悩んだり、タイ駐在について苦しんでいた時期があったそうです。そんなある日、(とういうか、そんな時期に!)
2013年5月25日に、
Sさんが、何気なく日本のテレビ番組で、カンボジアの特集を観ていた時に、Aさんが一瞬テレビの画面に映ったんだそう!!! 大学時代の憧れの女性が、数年の月日を経て、ますます素敵女性になっていたこと、海外でカンボジア人のサポートをしている事に感動したのだそうです。
(これって、運命ですよね!!!)
それから、そんなAさんの活躍している姿に、Sさんはとても勇気づけられたそうです。
私も、一人で海外にいると、とてつもなく孤独を感じるや、勇気が出なくなって苦しくなってしまう時期があることを、よく経験していたので、なんとなくこのSさんの感動した意味や、感動した瞬間はほんのちょっとわかる気がします。ましてや仕事だと、責任の重さに押しつぶされそうになったりすると思うから、きっとビビッときた感動&勇気だったのでしょうね。
その後、Sさんは、Aさんにお礼をしようとコンタクト。そのお礼をしたタイミングが、お二人の再会のきっかけだったそう。
再会しても、変わらないAさんの姿に、Sさんはすぐに惹かれていって……..
そして、お付き合いが始まったのだそう♡
実は、Sさん、大学当時、Aさんのことを、とても素敵な女性だな、と密かに想いを寄せていたのだそう。片思いというよりも、素敵な女性で、自分には到底叶わない憧れの女性と思っていたとのこと。
もう!もう!もう!これって運命ですよね!!! と、私は話を聞いて、どこかドラマのストーリーに入ったような気分になってしまいました。関係ないけれど、私は運命を信じるタイプなので… 異国のタイからお問い合わせくださったことにも感動していたけれど、こんな素敵なストーリーまでもっているお二人と巡り会えたことにも感動しました。SさんとAさんの再会は、運命♡ そしてSさんAさん、PETHICAとの出会いも運命♡ (勝手に感じちゃっています)
こんな素敵なお二人のストーリーだから、とってもとっても素敵な指輪を作りたい! と、そうより一層強く感じました。
その後
Sさんは、チェンマイ(タイの北)のコムローイでプロポーズされ、今ではお二人の想い出の地となったそうです。コムローイでは、夜空に金色に輝く灯篭がとても素敵だったそう。
これも運命?! (っと、なんでも運命づけちゃう私がおりますが….(^_^;))
実は、チェンマイという街は、私が旅人としてバックパッカーのデビューをした想い出の地でもあるのです。チェンマイの街のことは、今でもとても覚えています。
だから、なおさら、お二人には親近感がわいてしまったのも事実です。
それから
こんな素敵なお二人の婚約指輪の依頼、ちょっぴりプレッシャーを感じながらも、進めていくことになりました。
プレッシャーというより、タイと日本でどうやってやりとりしよう、という不安が正直ありました。PETHICAにとって海外とダイヤをやりとりするのは初めてでしたし、物流面の通関の厳しさや、運によって起こり得るちょっとした手続きなど、、、いろいろありますから。
でも、運がいいことに、お正月のお二人が帰国されることがわかりました!あいにく、九州の方なので、お会いすることはできないのですが、日本の物流なら安心です。(とてもホッとしました!) ダイヤを東京へ送っていただき、実際にデザインすることになりました。
受け取ったダイヤモンドは、グレードも最高で、とっても美しいものでした。SさんからAさんへ贈られたもの、それだけで愛情が溢れているように感じて、美しくて、ずーっと眺めていたいほどでした。(実際、何度も見て、触れて、見つめて、、、を繰り返すほど、美しいダイヤモンドです)
デザイン
私がお二人の馴れ初めで印象だったのは、「2013年5月25日」です。Sさんがわざわざ日付を私に伝えてきたということは、Sさんにとって、忘れられない日だったのだろうな、と察したのです。この日がなかったら、再会しなかったかもしれないですし。お二人のイマがあるのはこの運命の日ですよね。
だから、2013年5月25日にちなんだデザイン。
それから、コムローイにちなんだデザイン。
上記の2つをデザインに取り込みたいな、と思いました。
何度もデザイン画をAさんとやりとりしました。迷った時は、シンプルにしましょう、と。シンプルなものが一生愛せると私がデザインする時に信じている気持ちをお伝えしました。
このやりとりでも、お二人の仲の良さが伝わりました。私がAさんに、新しいデザインを見せたり、何通りか、複数のパターンを見せたり。どんな時も、Aさんは、「S君にもきいてみます」と、お二人で決めていきたい、という気持ちがとても伝わりました。Sさんも、その度に、「このデザインが気に入りました」ときちんと意見を伝えてくださいました。
そんなやりとりを、毎日のようにした1月。もう、私はまるで、お二人を昔から知っている友人のような気分になってしまいました。
普段、私は、メールよりも、できるだけ会ってお話ししたい、と考えるタイプですが、今回ばかりは違いました。(物理的に会えないからですが…) メールだけで、こんなにも心が通い合うことができるんだな、と感じたのです。会ったこともない人間、バックグランドの知らない者同士が、文章だけでここまで親近感を覚えたり、信頼できる、信頼していただける、ということに、なんだかこっそり感動していました。こんな風に感じるのも、お二人のお人柄があるからと思っています。
そして、デザインもやっとかたまりました。こちらです↓ デザインについての説明はまた次回のブログで。。。
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