絵本って大人のための本でもある
今日はデザイナーのつれづれです♪
先日、友人とランチをしました。子供も連れてくるということだったので、お土産に本をあげよう!と。
私は幼少期、小学生の間は、とても本が好きな子供でした。(大人になった今でも好きですが。)小学校の図書室の本棚を片端から読んで制覇したいと考えていたくらい本と一緒に育ちました。難しい本ではなくって、どこか架空の国の物語が好きでした。情景を思い描いて空想して、いつか行きたいって思っているような子供でした。(当時はどこかにそういう国があると本気で思っていた節もあります 笑) それもあってか、感情豊かな人間になった気がしているので、本をたくさん読める環境に生まれ育ったこと、休みの日に図書館へしょっちゅう連れて行ってくれていた両親に感謝しています。
そんな気持ちのせいか、子供にはたくさん本を読んで欲しいと思う。ipad やスマホを器用に扱っている子供たちにも感心するけれど、本から感じる情緒的なこととか、日本語の美しさや、紙の感触を肌で感じて楽しんで欲しいなって。だから、最近は友人の子供たちには本を贈っています。本人たちは、おもちゃの方が良いのかもしれないけれど。。。
そこで、今回も絵本を選びに行きました。絵本なので本屋でもササっと読み切りながら選ぶことができるのですが、もう、どれを読んでも泣けてくるんです。昔読んだことのあるものが多いので、懐かしくなったり、あたたかい気持ちになったり。なにより、内容がすばらしく良くて泣けてきてしまいました。その一冊がこの「おおきな木」です。有名な絵本なので多くの方が知っていると思いますが、英語の原タイトルは「The Giving Tree」です。タイトルそのままの内容です。
絵本コーナーで恥ずかしいほど、なんだか我慢できず心が震えてポロポロと泣けてきてしまいました。(自分用に買おうかと悩んでしまったほど!たぶん、そのうち買います!) 子供ではなく、現代の大人のための絵本だなぁと思いました。実はここ数年で、人のために生きよう、という気持ちが自分の中で大きくなったと感じています。それはきっと、会社員勤めの頃よりも心に余裕ができたこと、お客様のために何ができるかしら、といつも考えている習慣がついたからだと思います。そんな自分の今の心境にガツンと教えてくれる内容の絵本でした。そして、ちょうどノーベル賞で話題になった、”村上春樹”さんが新訳をされています。そこも嬉しいところ。ぜひ、みなさんも、たまには絵本を手にとっていろんな気持ちを感じてみてください♪ 素敵な週末を。。。!
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