Cinema PETHICA x Coco-de-sica Esta青山 Vol.13 開催レポート
5月25日(金)にCinema PETHICA x Coco-de-sica Esta青山 シネマペシカの第13回目を開催いたしました。
映画『ソニータ』を上映。
監督:ロクサレ・ガエム・マガミ 出演:ソニータ・アリザデ、ロクサレ・ガエム・マガミ 製作総指揮:ゲルト・ハーク プロデューサー:アリン・シュミット、カースティン・クリーク、ロクサレ・ガエム・マガミ 編集:ルネ・シュヴァイツァー 音楽:ソニータ・アリザデ、セパンダマズ・エラヒ・シラジ 制作:TAG/TRAUM 共同製作:INTERMEZZO FILM、 ロクサレ・ガエム・マガミ、NDR、RTS、SRG SSR、DR 原題:Sonita 配給:ユナイテッドピープル 2015年 / 91分 / スイス・ドイツ・イラン. ソニータの理想の両親はマイケル・ジャクソンとリアーナ。もしパスポートを持っていたら名前はソニータ・ジャクソンにしたいと言う。スクラップブックに書いた夢は有名なラッパーになること。しかし、現在の彼女のファンはイランの首都テヘランの子ども保護施設の子どもたちだけ。パスポートも滞在許可証もなく、アフガニスタンのタリバンから逃れてきた難民の彼女は、不法移民としてこの施設で心の傷を癒やすためのカウンセリングや将来のアドバイスを受けている。 一方で彼女の家族は全く別の将来を準備していた。アフガニスタンに住む親は、16歳になったソニータを、古くからの習慣どおりに見ず知らずの男性に嫁がせようとする。花嫁の値段は9,000ドル。夢を追いかけたいソニータに結婚する気はない。 しかし、家族との関係も失いたくない。そんなジレンマを抱えながらも女性が歌うことが許されないイランで、ソニータはどうしたらラッパーになる夢を叶えることが出来るのだろうか?ロクサレ・ガエム・マガミ監督は、取材対象の人生に関与すべきかどうか悩みながらも、同じ女性としてこの問に答えるようにソニータの夢と人生に深く関わることとなる。ラップのビデオクリップを製作すると、運命を変える出来事が起きる。果たしてソニータは人生を変えるチャンスをものにする事ができるのか? (HPより)
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とてもわかりやすい内容で、ドキュメンタリーとして楽しめる作品でした。
実話であるということ、数年前の話であるということ。会場では、同じ時代に本当にこういう世界があるんだ、と未知の世界に驚きと戸惑いを感じた方もいたようでした。
鑑賞後の語らいで参加者からは、
・女性が歌うことを許されない国があるなんて知らなかった。普通に楽しく歌えるってとても幸せだな。
・古くからのシキタリに則って、結婚することが必ずしもダメなわけではない。いろいろな幸せな形がある。ただ、この主人公ソニータは、嫁がされるのが耐えられないことだった。だから自身で運命を変えようとした。日本でも昔は行われていたし、なにをどう幸せを感じるかはその人次第なのかな。
・才能豊かな主役のサニータをフィーチャーした監督の人選と応援、多分施設の母親代わりと言っていた女性の人徳がストーリーを作り、それが映像に現れたのだと思います。
みなさん、じっくり鑑賞され、じっくりと心の中で理解していきたい、いろいろ感じたことを整理するのに時間がかかる映画だった、という方が多かったようにみえました。
一人でも多くの方に、この映画を通して、知らない世界から知っている世界・社会へ繋げていけたらいいな、と思いました。
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6/28 ㈭ 19:00~ 映画『365日のシンプルライフ』を上映、詳細は下記リンクにて。
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