Story:知恵の輪オーダーメイドリング
- 2 時間前
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今回は、お持込の石でのフルオーダーメイドのストーリーです。
旅するジュエリーPETHICAのお客様の中でも上位に入るほど旅好きの方。そんな旅好きの方がオーダーくださいました。
このお客様はスリランカをご家族で旅行し、その際にピピっときた石を数点ご購入。そしてその石をどうにかしたい!とペシカにご相談くださいました。まずお打合せでお会いしたのですが、ジュエリーの話というより、お互いにスリランカのことを喋りまくる喋りまくる… 旅好き同士での会話は本当に尽きないものです。とてもとても楽しい時間でした。
そして、肝心なオーダーは、、、、
ペシカさんのセンスにお任せします!と。
(おぉぉぉきたー!お任せオーダー!)と心の中でプレッシャーかかりまくりでスリランカ土産の石をお預かりしてアトリエへ持ち帰りました。

お任せオーダーの楽しみは、オリジナルで世界でひとつのユニークなデザインを作れることですが、デザイナーとしてはお客様の好みやセンスなどを把握しきれていないため、なかなかプレッシャーとなることが多いです。今回も、どういったものが好みなのか、理想なのか、デザイン画を描くまでにお時間をいただいてしまいました。(旅好き!という情報が強く、なかなかまとまらなかったのです。)
練って練って…何度も石を並べ替えて…
普通のものじゃ物足りない!とおっしゃっていたお客様。そんなお客様にはなにが良いものか…と本当に考えこみました。
そんなこんなでデザイナーがデザインを練っているうちに、お客様は何度、海外旅行へ行かれたことか!
ご連絡したり、画像をお見せする度に、「いま○○にいます。」や、「いまトランジット中です。」などなど。
思い返すだけで笑えてくるほど、旅されていました。
世界各地で様々なものを見てきているお客様、目も肥えているはず、とさらにプレッシャーがかかります。
そんな中、ある日、はっ!と夜中に思いついたのです。
翌日すぐにご連絡し、1本ではなく2本でお作りしませんか、と。予算はオーバーするのですが、お客様からも「超タイプ!」とお答えいただき、ご予算も調整いただき、2本をベースにお作りすることに。
それからというもの、様々なバージョンでデザイン画を描き、試行錯誤。
たくさんのラフ画をご覧いただきました。

そして更に時が経ち…
1本づつでも、2本合わせてもカッコいいリング…と考え抜いた結果、リングをクロスして知恵の輪のようにすることに!
お客様に上手に伝わるか不安でしたが、さすが頭のやわらかい方、ご連絡するとすぐにご理解いただけました。「構造・組成好きとしてはたまりません!」とのご回答。
方向性が定まったので、ここからは緻密にデザイン画を描いていきました。石の大きさや厚みが全て違う石のため、リングにした時の高さ調整には苦労しました。
そして、旅好きのお客様なので、どこか異国情緒が感じられる雰囲気を入れたいなぁと思い、大きな石には宮殿っぽい石枠をデザインしました。とはいえ、指輪なので小さな細工でわかる人にわかる、という感覚です。お客様には喜んでいただけました。
右手の人差し指に着けたいとのリクエストでしたので、知恵の輪風に組み合わさる隙間も親指側ではなく中指側にくるように…

といった感じで、PETHICAにとっても初めて制作する通称 "知恵の輪リング" なんとなく形になってきました。鋳造に出してしっくりとハマるかドキドキしながらお作りしていきました。

ゴールドで鋳造し、ここから磨き上げて石を留めていきます。それぞれ高さや硬度の違った石を職人が丁寧に留めていきました。
そして仕上がった『知恵の輪リング』がこちら!
それぞれ単体でも本当に美しいリングです。

そして、2本のリングを組み合わせると、、、、

こんなに素敵なリングに仕上がりました!
当初、石の高さとカラートーンが違うため、配置にはとても悩まされたのですが、天然石のカラーも大人っぽくまとまりました。
いざ、お客様に納品!お仕事もオフも楽しんでいらっしゃるお客様、素敵なお店をチョイスしていただき、目にも美しいお料理とともにリングをお渡しすることができました。
制作にとても時間がかかり、ペシカデザイナーにとってもチャレンジングであったデザイン。まさにお客様と二人三脚でお作りした知恵の輪リングです。
お客様にやっとご納品でき、そして箱を開けた瞬間のお客様の目が細くなり喜んでいただけた姿に、感無量でございました。
お食事中も職場へ戻られる際も着けたままで、とても光栄でした。
余談ですが、このご納品した翌日からお客様はインドへ旅されていました。そんな旅好きの方へ一生モノのリングを着けていただけるのも嬉しく思います。
この度は、ペシカジュエリーにオーダーいただきまして、本当にありがとうございました!!































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