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桜をとじこめたリング、イタリアへ


4月は春の訪れとともに、花をたくさん愛でることができましたね。

日本の四季はとても美しいな、四季を感じられて幸せだな、といつも思うのであります。

そんな桜の美しい季節に、ご結婚されたカップルがいらっしゃいます。

イタリアのローマ出身の男性と、日本人女性の国際結婚です。

ペシカではフルオーダーメイドでお作りさせていただく際に、お二人の雰囲気や馴れ初めなども伺っています。

こちらのお二人は、イタリア人の彼が、彼女に一目ぼれされたそう。2013年に出会い、それから彼が日本へ年に数回通います。彼女も年に一度ローマへ渡ったり。一年の内にどちらかが渡った数日しか会えないのに、それでもお互いの気持ちは繋がり続け、5年の交際を経て結婚に至ります。

驚くのが、イタリア人の彼はイタリア語しか話せないのに一目ぼれ。日本人の彼女は英語はできるけれど、彼は英語はできないので、結局、辞書を片手にイタリア語。

このお話しを聞いた時、とても驚きました。どうやってコミュニケーション取っているのだろう?と。彼女さんに伺うと、グーグル翻訳とか使って、毎晩スカイプしていました、とのこと。

これこそ愛ですよね?!

言葉の壁、文化や国を越え、それで結ばれるお二人。運命なのでしょうね♡

リングのモチーフには、お二人が大好きなお花「桜」を。

鋳造する前の型です。桜の彫が入っています。

リングの内側には、お二人の誕生石を。

それからメッセージも。

男性のリングには、日本語のひらがなで!女性のリングにはイタリア語で!

それぞれが考えた愛を誓ったフレーズを刻印させていただきました。

リングの納品は、ちょうど日本での婚姻の一時帰国の時に。

桜の美しい頃合いにご入籍をされました。

国際結婚は、さまざまな書類提出や、大使館・領事館を何度も訪問したりしないといけないそうです。短い日本滞在期間中に、やっと結婚指輪をお渡しすることができました。

が!!!!

お渡し後、彼のリングが彼の指に入らないというアクシデントが!!!

メールでサイズなどを確認していたのですが、どうやらサイズが間違っていたようです。。。

お二人が大使館へ行く途中にバタバタと受け渡し。もうあと4日しか日本滞在が残っていないー!!! という慌てっぷりで、サイズ変更をし......

帰国直前に、なんとか間に合いました!!

国際結婚って大変ですね(笑)

お二人も、手続きなどに少しお疲れの様子でしたが、最後は目黒川でお花見ビールを楽しめたそうです。最後の最後に日本を満喫できたようで、ご報告を受けた私もとても嬉しくなりました。良かったです🌸 帰国時に撮ったお写真もいただきました。和装が素敵♡

これからローマで暮らしていくお二人の薬指には、日本の想い出や、故郷に馳せる想いとしていつも「桜」があります。交わす言語も100%ではないお二人にとっては、心でのコミュニケーションが大切。国際結婚には文化の違いなど、これから先も大変なこともあるかもしれません、そんな時にこの「桜」が心の拠り所になっていただけるといいな、と思います。

運命的なお二人、A&Aさん、末永くお幸せに♡

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